国産オーガニックコスメ ネオナチュラル
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白竹の里

岐阜県美濃城川の、美しい清流沿いにある自然郷・白竹の里。そこで手焼きされているのが「白竹の里 孟宗竹竹炭」です。世界一といわれる日本の炭焼き技術から生み出される竹炭は、抗菌・消臭作用にすぐれ、さらにリラクゼーション効果も。そんな竹炭を生み出す職人さんの工房を訪れました。

白竹の里

出会いは竹炭から

ネオナチュラル代表の高柳です。私は1994年頃、今は雑誌などでも話題になっていて、ビール(発泡酒)の製法にまで使われるようになった「竹炭」にとても興味を持ち始めました。
ご存知かもしれませんが、竹炭は不純物を吸着する能力が木炭の2~3倍あり、かつ土壌のミネラル分を非常に多く含んでいます。この特性によって水道水に浸けておくだけで不純物を取り除き、ミネラル分を多く含んだ大変美味しい水に変身させることが出来ます。また、マイナスイオン効果などによる”癒し”効果も持っています。

そこで、ネオナチュラルとしてもあちこちの竹炭や生産現場を調査していました。竹炭といっても、使用する竹の種類や製法によって品質も様々です。使用目的によっても適正が違ってきます。

ある日、岐阜県中津川方面に調査に赴き、その際に地元の物産市場に立ち寄りました。そこには、ほこりをかぶった竹炭の箱がおいてありました。「一応見てみるか」と思い、中をのぞいてみると、これが非常にいい感じの竹炭なのです。焼成温度も適度に高そうで、形もそろっています。早速、レジのおばさんにこの炭について聞いてみると、これが峠を越えた白川町の「白竹の里」という障害者福祉施設の生産物だということがわかりました。早速、その施設にお電話して、「炭焼きの現場など見せていただきたい」とお話しすると、快く承諾をいただきました。

自然郷美濃白川

この「白竹の里」は岐阜県の美濃白川にあります。白川町は、木曽川の支流の益田川、そのまた支流の白川、赤川というとてもきれいな清流添いにある里山の町です。

おいしいお茶で有名な白川茶や、きれいな清流で育つ鮎が特産品で、水をきれいにする麦飯石(バクハンセキ)が採れることで有名な町でもあります。白竹の里は、白川町の街中からさらに車で10分程渓流添いに上ったとても環境がよい山里にあります。まさに自然郷という言葉にピッタリくる印象でした。

私が白竹の里へ向かう車で思ったこと、それは「あ~、ええとこやな~。もう会社には帰りたくないな~」近づく程に、そんな気持ちが膨らんできました。

自然郷美濃白川

白竹の里は明るかった

白竹の里のとても清潔な施設に入ると、すぐに「おはようございます!」と、女の子が元気に挨拶をしてくれました。何だか全体にとても明るい空気が流れているような印象です。すぐに、施設長の飯田さん、授産関係の主任の西野さんのお会いしました。聞くと、竹炭焼きに取り組みだして、まだ5,6年らしいのですが(取材当時)、どうしてこれだけ良いものを焼けるようになったのか?とても不思議でした。

炭焼きは、一般的には一人前になるには10年はかかるというのが一般的で、特に竹炭は一般の木炭と比較しても管理が難しいのです。訪問した趣旨を説明させていただき「何だか忙しそうなのに悪いなあ」と思いつつ炭焼きの現場に案内していただきました。

2基の炭焼き窯

炭焼き釜は建物から少し離れた場所に土窯が2基あり、1基はまさに現在土を締め固めるという改築中という状態でした。その釜は、まさに本物の土釜で、適度に湿気を持たせた赤土を丹念にふるいに掛け、釜の形に型枠を組んだ中に少しずつ入れては、杵でドンッドンッと突き固めていきます。根気のいる大変な重労働です。

2基の炭焼き窯

この作業は障害者の皆さんと地元で古くから炭焼きをやっていた方(たぶんお爺ちゃん)たち3人との共同作業で進んでいました。聞くと、これはまだまだ窯作りの初期で、本格的に焼けるようになるには、土の締め固めが終わってから慣らし運転もかなりの期間するそうで、これからが本番ということでした。いい炭を焼くというのは、これだけの人手と時間を要する物だということを実感しました。

もう一つの釜は現在できあがった炭を外に出しながら、選別作業を行っているところでした。ちょっと釜の入り口まで行ってみたのですが、中は熱い!暑いのではなくて熱い!です。そんな中に入っての作業ですから大変な重労働です。でも障害者の皆さんは、非常に明るく取り組んでいるのがとても印象的です。気が付くと、どうして良い竹炭を焼くことが出来るのか?という疑問が、薄れていっていました。

2基の炭焼き窯

竹炭マイスター柘植さん

この”どうして?”のもう一つの答えは、この炭焼きを担当している指導員の柘植さんにありました!竹炭を語り出すと、釜の中よりも熱い!です。一通りお話しをされた後、今度は、何ともほのぼのとした暖かさが伝わってきました。僕は「この竹炭はこの人の気持ちが作り出している物だ」 と感じました。柘植さんの人柄が、障害者の皆さんや、地元の熟練炭焼きおじさん、関係する多くの皆さんの心にも届いているのです。

竹炭マイスター柘植さん

本来、炭焼きというのは山中で職人一人が孤独な作業で行う物です。でも、ここでは違います。この施設の職員さん達、障害者の皆さん、地元の炭焼きおじさん達、竹材をわざわざ持ってきてくれる地元の皆さんの共同作業で一丸となって取り組んでいます。

柘植さんは「うちでもご飯たくときには、この竹炭入れてるんだけど、使っているうちにご飯粒がひっつくようになるんだよね。なんでかなあ?たぶん、もう使えないよ、っていって るんじゃないかなあ。」

「まだ、焼くたびに違うんだよね~。難しいよ~ だから面白いんだよ」
って言っておられました。「ここで焼く竹炭はいいよ~」なんて一言も言いません。炭焼きの現場でも障害者の皆さんもとても明るく取り組んでいました。
「おじさん!こんにちは!」「おじさん、どこからきたの?」横にいるだけで、そんな明るい声を掛けてくれます。僕は正直驚きました。炭焼き以外にも、竹の加工や枕の製造などをやっている皆さんの目がとても生き生きしています。

僕は、帰る頃にはとてもすがすがしい、とても前向きな気持ちになっていました。「俺、仕事頑張るよ」と、白竹の里の皆さんに心の中で言いました。 これはたぶん、この白竹の里のとても気持ちがいい人達、それと、炭焼きから出るマイナスイオン効果のおかげだと思います。帰りに車のエンジンキーを回そうとしたら、ヒグラシが静かに鳴いていました。

白竹の里のとても気持ちがいい人達

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