『より高品質な原料へ』
ハーブ栽培編
自社有機農場で約50種類以上のハーブを栽培しています。なかでも、主原料の『ラベンダー』と『カモミール』は、ネオナチュラル製品に多く使用されており、スキンケアの原料として自然の香りと効果が最大限に活きるように、冬の準備~最盛期の収穫まで、独自の栽培方法で徹底管理しています。「neobaby製品」や「美活甘酒はだ恵り」の原料として使われるハーブののこだわりの栽培方法を紹介します。
『ハーブ栽培』について
想いは、
こだわりの美肌素材へ
ハーブ栽培の1年

春 ―除草・追肥―

冬を越したラベンダー株が今年も元気に育つように、除草と追肥の作業から始まります。ラベンダーは多年草で、冬の間もじっと雪の下で春を待ちます。株周りに自家製有機堆肥と石灰をまきます。土壌の状態を春一番に整えます。
夏 ―カモミール・ラベンダー収穫―

5月末~6月末にかけて、農場のハーブが一番香り高く最盛期を迎えます。ラベンダーは、花が咲ききる前の蕾が一番膨らんだときがベストな状態。このタイミングを逃さぬよう収穫します。収穫したハーブは乾燥させ、甘酒やスキンケア原料となって、製品に生まれ変わります。
秋 ―剪定、追肥―

ハーブの収穫が終わると、冬越しの準備が始まります。冬越しはラベンダーにとっては非常にエネルギーを必要とするので、剪定することで、不要な枝に注がれるエネルギーを抑えられます。来年も元気な株を見せてくれるように、追肥をして、土壌の状態を整えます。
晩秋~冬 ―敷き藁―

農場の冬はマイナス10℃を下回ります。雪も2メートル積もるので農閑期に入ります。その間に土が冷えすぎてしまわないよう、昔ながらの敷き藁をして、土が適度に温まる工夫をして冬を迎えます。
国が認めたオーガニック基準『有機JAS認証』知っていますか?

私たちのこだわりはカモミールとラベンダーの有機栽培。2013年、自社農場で「有機JAS認証」を取得しました。国が定める厳しい基準をクリアし、確かな有機(オーガニック)農産物であると認められています。
【取得条件】
- 最低でも3年以上は土壌に農薬を使用していない
- 有機肥料でも化学成分や重金属が含まれていないものを使用する
- 土壌の性質に由来する自然循環機能の維持増進を図る
- 環境・衛生管理の整備(外部からの異物流入や混入も防止)
- 第三者認定機関による検査および年次更新の審査
こだわりポイント①
有機のラベンダー株が続くように

昨年は嬉しいことに有機ラベンダーを使った製品が大人気で、ラベンダーが足りない事態に!なので、ラベンダー収量を増やすため、昨年9月に挿し木というラベンダー株を増やす作業を行いました。今回はラベンダー株の一部を刈り取り、そのまま圃場に根付かせるという方法を試したところ、大成功!こうして、有機のラベンダー株が続いていきます。今はまだ小さな株ですが、着実に生長しています♪

こだわりポイント②
ラベンダーが快適に冬を越せるように
イングリッシュラベンダーという多年草のラベンダーを有機栽培しています。私たちのラベンダーが株や根を傷めずに、母袋の寒い冬を越せるように、昔ながらの敷き藁をして適度に地温を保ちます。地温の維持や防草の目的以外にも、敷き藁をすることで土の乾燥を防ぎ、土壌の微生物の働きが鈍らないように維持する役割も担います。これも土壌改良剤などの農薬に頼らない私たちのこだわりです。

こだわりポイント③
収穫は全て手作業でベストタイミングに
自社農場では、6~7月上旬がハーブの最盛期で農場中がアロマに包まれます。一番香り高いタイミングで収穫です。収穫はすべて手作業で行い、スキンケア原料用に乾燥させます。カモミールは乾燥させるととても軽く、「こんなに収穫できた」と思って乾燥させるも、実際は50gなんてことも(笑)今年はまだまだ必要なので頑張っています!

有機ハーブを余すところなく贅沢に
土作りから収穫まで有機栽培したラベンダーとカモミールは、花、葉、茎そして蕾・花から抽出されるオーガニックオイルやエキスを贅沢に使用した美容保湿クリーム『ニコリベビークリーム』へと生まれ変わります。ほんのり香るハーブがとても心地よく、乾燥や弾力の低下が気になるお肌をすこやかに整えます。アフターサンケアや乾燥対策にもおすすめです。

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